Excel 2007 を導入しました。
マウスで何カ所も設定をクリックするの面倒くさいのは相変わらずでしたが、グラフは意外ときれいになっていました。
論文の査読コメントについて相談を受けたついでにざっと全体を見せてもらったら、毛付き棒グラフを描いていたので、箱ひげ図を描かないと意味がないですよと言ったら、Excelではそのままだと描けないようでした。
分析ツールに入れるべき機能だとは思いますが、せっかくなのでマクロを作ることにしました。
- ライセンスは GPLv3 or later とします (改変や配布は GPLv3 を読んだ上でご自由にどうぞ。このマクロは *完全無保証* です。)
- 下から、min, 25 percentile, (Median, Mean), 75 percentile, max がプロットされます
- Excel にも QUARTILE 関数と PERCENTILE 関数があるのでわざわざ作る必要はないのですが、パーセンタイル計算の手法には R のデフォルトと同じ (R の quantile 関数には 9 種もの計算方法がある、おおいな!) ものを採用し、 p(n-1)+1 の前後の順位の測定値の重み付き平均を計算する仕様にしました
- 1.5±IQR に入らない値を外れ値としてプロットする機能も使えます
- 変数15個まで、デモデータを生成したり、初期化したりするボタンがあるので、適当に弄るといいと思います
- Excel 2007 でグラフデザインを変えるときは、注意しないと色々変形するので慎重に
Excel 2007で作ったらExcel 2003で動かないのね・・・
[1]Quantile Functionの話も興味深い、これも奥が深そうだ。